幹細胞ってなに?幹細胞点滴の若返り効果と副作用について

幹細胞という言葉を耳にする機会が昨今増えてきたと思います。 実際医療の現場ではどのような幹細胞治療が行われているのでしょうか。1番有名な施術は、幹細胞を静脈を通して体内に取り入れる幹細胞点滴療法です。幹細胞とは何なのか?幹細胞点滴がもたらす身体への若返り効果や、気になる副作用のリスクについても紹介していきます。

目次

幹細胞点滴の「幹細胞」とは 

そもそも幹細胞とは? 

幹細胞は、さまざまな細胞のもとになる細胞のこと。

人間の身体は一つの受精卵が細胞分裂を繰り返し、200種類以上の細胞からできています。

細胞にはそれぞれ決まった役割があり、皮膚は皮膚、骨なら骨の細胞へと分裂を繰り返します。 

しかし、細胞の中には決まった役割を持たない細胞あります。これが「幹細胞」です。 

幹細胞は分裂しても未分化状態を維持する自己複製能を持ち、 様々な組織や臓器に成長することのできる「分化能」を持つ細胞です。身体の細胞は、一つの受精卵から分裂して多くの細胞や筋肉、血液になったり毛髪になります。 

美容ドクター杏奈

幹細胞というのは、再生医療を語る上で欠かすことのできない万能の細胞です。

幹細胞の大きな特徴

幹細胞というのは何にも色が付いていない、あらゆるものに分化できるという大きな特徴があります。 

(1)分化能

色んな細胞に分化できるということです。

血管や神経、筋肉など、人間のからだを構成するさまざまな細胞を作りだす能力です。

(2)複製能

自分と同じ能力を持った分身を作り出す能力で、幹細胞というのは自分の仲間を増やすことができます。 

幹細胞は幹細胞自体を増やすこともできる。

複製能はこの2つが大きな特徴で、どんな人間にも幹細胞が備わっています。 

皆さんの身体の中では、今も幹細胞が身体の中で活動しています。ところが幹細胞の数は加齢と共に減少します。 

加齢とともに減少する幹細胞 

幹細胞はどのような細胞にも分化できますが、

この細胞の劣化現象が始まると、体内のあちこちで損傷した部分に幹細胞が活発に働かなくなるのです。 

そこで近年注目を浴びている治療法が、幹細胞治療です。

自身の幹細胞を増やすことができる自己複製能を生かして、自分の幹細胞の数を若い頃のように増やす、というのがこの幹細胞点滴治療の目的です。 

幹細胞の由来

幹細胞にはいろいろな身体の部分から採取することができます。採取元のことを「由来」と言い分類します。

例えば、脂肪由来の幹細胞は自分のお腹や太ももの脂肪から取ります。 

造血幹細胞

・骨髄

・末梢血(血液)

・臍帯血

造血幹細胞は、名前の通り、血が混じるリスクが高い幹細胞です。

自分の血が混ざることは、問題ありませんが、次に説明をする他家培養を行う場合、異物として認識され免疫反応が起こる可能性もあります。

間葉系幹細胞 (MSC )

・歯髄

・骨髄

・脂肪組織

・臍帯組織 (ウォートンジェリー

幹細胞点滴の治療に主に使われるのは、通称MSCと呼ばれる間葉系幹細胞です。

MSCは、自己複製が可能で間葉系の様々な組織へ分化でき、体内で 20 種類の異なる細胞に変化する可能性があります。 

幹細胞を強化し刺激することにより、心臓と脳、肺と動脈、手、膝、腰や他の関節、皮膚、重要な器官、そして体内の癒しを必要とするものを活性化させ、若返らせることができます。 

幹細胞を投与する2つの培養方法

幹細胞を投与する上で、2つの培養方法があります。

(1)自家培養

自分自身の幹細胞から採取して培養し、体内に取り入れる方法

一般的に、日本のクリニックで受けることができる美容目的での幹細胞治療はこの自家培養が主流です。

免疫拒絶などの合併症もなく安全と言われていますが、目に見える効果が薄いという声もあります。

(2)他家培養

他人の幹細胞を採取して培養し、体内に取り入れる方法

自分よりもはるかに若い幹細胞を取り入れることで、細胞レベルでの大きな若返り効果を期待できます。

「合わせて読みたい」【幹細胞点滴】どちらがいいの?自家培養と他家培養の違い

幹細胞点滴までの流れ

自家培養も他家培養は自分の細胞から採取するか、他人の細胞から採取するかの違いのため、幹細胞点滴までの流れは基本的に同じです。

STEP
採取

脂肪組織の幹細胞の場合:患者本人の腹部から 脂肪を5~10g程度採取 

or

臍帯組織(ウォートンジェリー)の場合:0歳児の臍帯部位のウォートンジェリーから採取

STEP
分離

採取した脂肪から幹細胞を分離

STEP
培養

培養施設にて幹細胞を培養し増殖させる 

STEP
投与

増殖した幹細胞を静脈内に点滴投与。5000万個〜1億個など個数は人による 

幹細胞点滴の若返り効果について

投与された幹細胞は体内に入るとどうなるの?

体内に投与された幹細胞は、「ホーミング効果」と呼ばれる働きをします。

これは血管内を巡って、 弱っている部位とか損傷しているところに集まるという極めて優れた機能です。

例えば、膝が痛い人は膝に幹細胞が集まり痛みが緩和されます。

損傷部分に幹細胞が集まるという性質があります。大体1ヶ月〜3ヶ月ぐらいの間ホーミングして、悪い部分を見つける働きを行います。

幹細胞はあらゆる細胞に分化するので、多くの疾患に適用できます。 特に血管系、神経、糖尿病、肝機能障害、免疫不全、リウマチ、心機能低下、虚血症などに適応でき、身体全体のアンチエイジングや肌の若返りなどが期待できます。

幹細胞点滴のメリット

幹細胞点滴の具体的な効果を見ていきましょう^^

1. 自身の幹細胞の自然な増加を促す

2. 活力と持久力を増加させる

3. 疲れにくくなり免疫力が高まる

4. 注意力と知的な明晰さが向上

5. 肌の弾力がアップし、しわを減らす

6. 手術や怪我、または病気の後の修復・回復させる

7. 炎症やむくみを軽減し、便秘が解消します

8. 健康的な食事と運動と併せることで、筋肉がつきやすくなり、脂肪を燃やし、自然な体重減少の維持を助けます。

など、たくさんのアンチエイジング効果が期待できます。

幹細胞点滴のデメリット

  1. 費用が高い
  2. 効果は永久的に続かない
  3. 副作用の可能性

費用は高いですが、

幹細胞点滴の副作用はあるの?リスクについて

自家培養の場合、自身の細胞を移植することから幹細胞移植そのものによる異物反応、アレルギーの危険性は非常に低いと考えられますが可能性としてはあります。

他家培養の場合、他人の細胞を移植することになりますが、造血幹細胞を用いた場合、他人の血が混じるリスクがあります。

例えば、ウォートンジェリーには造血能力はありませんが、骨髄幹細胞には造血能力があります。

その場合、異物として認識され免疫反応が起こり、悪寒、発熱などの副作用が起きる場合もあります。

合わせて読みたい

【幹細胞点滴】どちらがいいの?自家培養と他家培養の違いとは?メリットとデメリット

幹細胞点滴を打てない人はいるの?

幹細胞には自身が持つ幹細胞の数を増やす働きも行います。

つまり、過去に病気を患っていて現在健康的な方は大丈夫ですが、現在進行形でがん細胞やウイルスに感染されている方が打ってしまうと、悪い細胞が増殖してしまうリスクがあります。

まとめ

再生医療の代名詞とも言える、幹細胞点滴には、様々なアンチエイジング効果が期待できます。

たくさんのアンチエイジング療法がある中で幹細胞点滴は高額ではありますが、根本的に若返りたい!という方におすすめの治療法になります。

幹細胞点滴を受ける前には、ご自身で幹細胞に対する知識を深めてから行うことをおすすめ致します。目的に合ったアンチエイジング治療をしっかり選んだ上で行うようにしましょう。

幹細胞点滴の中でも、0歳児の臍帯組織から採取して培養する、他家培養のウォートンジェリー幹細胞点滴は効果が高くリスクが低い施術です。日本では行うことが出来ないため、マレーシアの医師がカウンセリングを行いマレーシアで受けていただく必要があります(通訳同行)。ぜひお気軽にご相談ください。

もっと若返りたい!根本的なアンチエイジング効果を目指す方へおすすめ!

\ 0歳の幹細胞を培養して体内に取り入れる /

最先端の美容点滴治療 ウォートンジェリー幹細胞点滴

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