目の下のクマへの効果はあるの!?PRP療法で若返る方法

レーザーや化粧品では取れない目のくま・・・老けて見える原因
目の下のクマは、年齢以上に老けて見える原因になります。
クマは寝不足や色素沈着、加齢などによってできるものですが、いずれも疲れているような印象を与え、老け顔に見えてしまうのです。
寝不足によるクマであれば、血行を整えることで解消する場合もありますが、色素沈着や加齢によるクマはなかなか消せないことが多く、悩んでいる人も多いでしょう。
レーザー治療やメイクでも取れないクマを消す方法はないのかと疑問に思っている人向けに、PRP治療によるクマへの効果を詳しくご紹介します。

目次

PRP療法とは何か

PRP(Platelet Rich Plasma)療法とは、
多血小板血漿療法とも呼ばれ、傷が治るときの自己治癒力を応用した再生医療です。

PRP療法では自分自身の血液から採取した血漿を特殊な技術で濃縮し、肌の気になる箇所に注入します。

血小板が持つ成長因子には、止血したり傷を治したりといった効果があります。

PRP療法は、この自己治癒力を使って皮膚の再生を促し、肌を若返らせるというものです。

血小板の成長因子による皮膚再生能力は、20歳頃をピークとして、それ以降加齢と共に低下していきます。
この血小板の成長因子を外部から補うことによって細胞の再生を促進させ、ハリのある若々しい肌を手に入れられるのです。

PRP療法は、美容以外にも整形外科領域などにも取り入れられており、アスリートのスポーツ外傷の治療にも使われるもので、非常に安全性が高い治療法です。

なぜPRP療法がクマに有効なのか

目の下のクマは冷えや寝不足など一時的なものが原因の場合もありますが、消えないクマはメラニン色素の蓄積による色素沈着や、コラーゲンの減少によるたるみが原因です。

PRP療法は、血小板の成長因子の作用によって細胞を再生させ、根本的なクマの改善が期待できるものです。

PRP療法で薬剤を注入することでコラーゲンの生成が活発化するため、弾力のある若々しい肌に蘇るので、加齢によってたるんだ肌にハリが戻り、クマの改善に繋がります。

ヒアルロン酸注入とPRP療法どっち?

ヒアルロン酸注入は、PRP療法と同じくクマ解消に使われる美容施術ですが、ヒアルロン酸注入の場合は徐々に体内に吸収されてしまうので、効果の持続期間は一般的に半年〜1年程度と限定的です。
PRP療法は肌そのものを若返らせるため、個人差はあるものの、数年単位で長持ちさせることもできる施術なのです。


PRP療法は、メスではなく注射器を使う施術であり、傷口もほとんど見えないため、周りにも気付かれにくいのもメリットです。
仕事や予定があって外出しなければならないという人でも、ほとんど問題ないと言えるでしょう。

PRP療法はどんな悩みを持つ人におすすめ?

PRP療法は、色素沈着や加齢などによるクマに悩み、スキンケアやメイクでカバーするのに限界を感じている人におすすめです。


PRP療法によって、肌にツヤ、ハリを持たせてたるみを改善し、肌の内部から自然に若返ったように見せられるため、エイジングケアとしても効果的な施術なのです。

また、他の美容施術と異なり徐々に効果が現れるものであるため、長期的に効果を持続させたいという人に向いています

PRP療法は自分自身の血液を利用する施術であり、アレルギー反応や副作用が起こる可能性も低いので安心して施術を受けられます。

一般的にクマ解消に多く用いられるヒアルロン酸注入は、人によってアレルギー反応が起こることがあるので、アレルギーが原因でヒアルロン酸注入を受けられなかったという人にもおすすめの施術です。

PRP療法はどんなクマに効果がある?

目のクマには、下記3種類あります。
血行不良が原因の青クマ
色素沈着による茶クマ
加齢やスキンケア不足のサインである黒クマ

PRP療法は肌の内側から細胞を活性化させる施術であるため、どのようなクマにも効果的です。
それぞれのクマの原因と、PRP療法による効果を紹介します。

青クマ

青クマ
血行不良によって目の下の皮膚から血管が透けて青く見えている状態

原因:デスクワークやスマホの見すぎによる目の疲れや寝不足、冷えなど
(年齢を問わず発生)

青クマは皮膚の色そのものが変わっているわけではなく、目の下の血管の色がクマになっているため、目の下の皮膚を引っ張ってみて、クマが皮膚と一緒に動かなければ青クマだと判断できるでしょう。

PRP療法によってコラーゲンの生成を促し、目の下の皮膚を厚くすることで青クマの改善に繋がります。

茶クマ

茶クマ
メラニン色素の蓄積によって色素沈着を起こし、目の下の角質が分厚くなっている状態

原因:メイクによる摩擦や紫外線

普段からしっかりアイメイクをする人や、紫外線対策を怠っている人、シミ・そばかすができやすい人は茶クマができやすい傾向があります。

青クマと異なり、クマの部分の皮膚を引っ張るとクマが動く人は茶クマである可能性が高いでしょう。

PRP療法によって肌のターンオーバーを促進させることでメラニン色素を排出させ、茶クマの解消が期待できます。

黒クマ

黒クマ(凹凸クマ)
加齢によって目の下の皮膚が下がって凸凹ができて影に見えていることでクマになっている状態
原因:目の下のたるみやくぼみ

黒クマの解消には肌のたるみを取る施術が効果的です。

PRP療法によってコラーゲンの生成を促し、肌のハリが復活することで目の下の黒クマを解消する効果が期待できます。

目の下の凹凸が無くなることで顔全体が明るい印象になり、自然に若返って見えるのです。

PRP療法でクマが悪化、失敗するケースとは?

ダウンタイムが短く、副作用が少ないPRP療法ですが、PRP療法によってクマが悪化してしまう可能性もあります。

PRP療法において最も多い失敗例は、目の下が膨らんで不自然になる、しこりになって残ってしまうというケースです。

施術後の膨らみやしこりは、血小板の成長因子の作用によってコラーゲンが過剰形成されてしまい、塊になっている状態です。
注入する薬剤の量が多すぎる、もしくは薬剤の濃度が高すぎるという原因が考えられますが、効果自体の個人差が大きく、適切な量を注入しても想定以上の効果が出てしまって失敗してしまうということもあります。

PRP療法によって膨らみやしこりができてしまった場合は、ケナコルト注射というステロイドを注射して修正が可能ですが、修正が完了するには半年ほどかかります。 

PRP療法は細胞の再生能力を活用した美容施術であり、時間をかけてゆっくりと肌の細胞が再生されることによって効果を感じるものです。
即効性があるようなものではないため、今すぐにクマを改善したいと考えている人には不向きと言えるでしょう。

また、PRP療法はアレルギーや副作用の少ない施術ですが、既往症がある人や妊娠中、授乳中の人は施術できない場合がありますので心配な人は事前にクリニックに相談しましょう。

PRP療法を受けるクリニックを選ぶときのポイント

PRP療法を受けるときは、事前に念入りなリサーチをして適切なクリニックを選びましょう

クリニックを選ぶときのポイントは以下の通りです。

PRP療法についての症例数や施術の実績が豊富なクリニックかどうか

PRP療法は安全性の高い施術ではあるものの、採取した血液に成長因子を添加した薬剤を使用するため、注入量や濃度を誤ると失敗してしまうことになります。
PRP療法の症例実績の多いクリニックであれば、経験豊富なドクターの施術を受けられるので、失敗するリスクを軽減できます。

料金設定が適切で分かりやすいかどうか

PRP療法の効果には個人差がありますが、継続して施術を受けることで綺麗な状態を長期間保てるものであるため、料金設定やコスパの良さはクリニック選びの際に大切なポイントです。

PRP療法の1回あたりの料金の相場は、目の下のクマであれば10〜20万円ほどで、クリニックによっては複数回の施術がセットになっているところもあります。

丁寧なカウンセリングとアフターケアを行っているクリニックかどうか

PRP療法の施術の前には、必ずカウンセリングをして理想の仕上がりや予算などをクリニック側に伝えます。

施術後に後悔しないためにも、カウンセリングの段階で違和感があれば他のクリニックも検討するようにしましょう。

また、PRP療法は副作用が少ない施術ですが、万が一トラブルがあったときに、迅速にアフターケアをしてもらえるクリニックかどうかを確認しておくことが大切です。

まとめ

PRP療法とは、自分の血液から細胞の再生を促す血小板の部分を採取し、患部に注入することで肌の内側からエイジングケアできる再生医療の1つです。

血小板の成長因子がコラーゲンの生成を活性化させるため、肌のたるみ解消、ターンオーバー促進による色素沈着の改善が期待できます。

PRP療法は、血行不良による青クマやメラニン色素の沈着による茶クマ、加齢による黒クマなど、様々なクマに効果的です。

施術直後から劇的に変化するものではなく、肌そのものを若返らせて、クマを根本から改善するため、ヒアルロン酸注入など吸収されてしまうものと異なり、長期的な効果を得られます。

注入する薬剤の量や濃度によっては目の下に膨らみやしこりができてクマが悪化してしまうリスクもあります。
PRP療法で後悔しないためにも、PRP療法の実績が豊富で、料金設定、カウンセリング、アフターケアが適切なクリニックを選びましょう。

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